巻き爪を自宅で改善する方法はあるのか?

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巻き爪で悩んでいる人は日本人の約1割近いと言われています。
およそ10人に1人が巻き爪の悩みを抱えているのですね。

ハイヒール

こんなに多い巻き爪ですが、ごく軽症の方なら、「ただの見た目の問題でしょ?」と言って済むかもしれません。でも、巻き爪が進んでくると、歩くときも痛みを伴いますし、炎症や感染の恐れも出てきます。

単なる見た目の問題だと、放置しておくのはよくありません。
しかし、「病院に行くのは何となく不安!」とか「手術を勧められそうで怖い!」という方もいます。

そこで巻き爪を自宅で改善する方法はあるのか?ということについてお話ししたいと思います。 ぜひ、参考にしてください。

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巻き爪とは

巻き爪

巻き爪は、足の親指の爪に起こることが多いのですが、足の爪が普通の状態よりも内側に丸くなって皮膚に食い込むことを言います。

爪が肉に食い込むことで、食い込んだ場所が炎症を起こすこともありますし、強い痛み伴うこともあります。そのため靴を履くことや歩くことが困難になる場合も出てきます。

巻き爪は大きく分けて2種類あります。

◆弯曲爪(わんきょくそう)

普通の爪を足先の正面から見ると、ごく軽い弧を描いていますが、弯曲爪は足の爪がアーチ型に曲がっています。
ここから更に酷くなると「C」の形や「の」の字形に変形が強くなります。変形が強くなると痛みも出てきます。

*外見上は爪が弯曲していても痛みを感じない場合もあります。

◆陥入爪(かんにゅうそう)

爪の湾曲が進み、爪の角が肉に食い込み肉を傷つけている状態です。雑菌が繁殖したり化膿することがあります。

そして爪の周囲に痛みや炎症が起きるので、歩くと激しい痛みを感じる方もいます。

巻き爪の原因

爪水虫

巻き爪の原因を知らなければ、改善する方法も分かりませんよね。
まずは巻き爪になる原因を探っていきましょう。

・深爪

深爪をすると肉や皮膚が盛りあがろうとするので、成長する爪が行き場を失って、巻き爪になりやすいです。

・靴による圧迫

これもよく言われています。足のサイズに合っていない靴や先のとがっている靴を履き続けると、指先が爪ごと圧迫されて巻き爪の原因になります。

特に先の細いハイヒールなどは足先を圧迫します。あまり履かない方がよいですね。

・運動やスポ―ツ

運動やスポーツで足の指や爪に急激な負担をかけすぎると、爪の周囲が炎症を起こしたり肉が盛り上がってしまい、爪が圧迫され巻き爪の原因になることもあります。

・加齢

年齢が進むと爪の水分は少なくなってきます。水分が少なくなった爪は分厚くなっていきます。分厚くなった爪にはさら水分が届きにくくなり乾燥が進み縮みやすくなります(爪は乾燥すると縮む性質があるためです)。そして、爪が縮むと本来の形からどうしても内側に巻き込んでいくことになります。

また、高齢になるにしたがい、あまり歩かなくなるため足の裏からの圧力が少なくなり、爪が内側に曲がりやすくなります(爪は圧力がかからないと丸まってしまう性質があります)。

・爪水虫

巻き爪の原因として爪水虫があげられます。爪白癬(つめはくせん)と言われる爪の水虫です。爪に白癬菌(はくせんきん)が感染することで爪水虫になります。爪感染した爪は白く濁り、ボロボロになって変形していきます。

巻き爪 自宅で出来る改善法

爪切り

これから紹介するのは、あくまでも自宅で出来る改善法なので、痛みが強い、巻き込みがひどいなど、症状が進んでいる場合は病院に行きましょう。

・爪切り(四角に切る)

深爪は巻き爪の原因になるため、爪を切るときは、深爪にならないよう注意してください。

爪を指の形に添ってアーチ型に切るという通常の切り方ではなく、四角い形に切るスクエアカットにしましょう。指の両端の肉が盛り上がらなくなります。

四角く切るとき、爪の角が気になるようでしたら少し角を丸くしてみてください。

・コットンパッキング

指の肉に爪が食い込んでいる部分に、小さく丸めた(米粒くらいの大きさ)コットンを挟むことで爪の肉への食い込みを緩和させます。

お風呂上りの爪が柔らかくなっているときに、ピンセットなどを使って行なってください。痛みを軽減するだけでなく、長期間(毎日)行なうことで巻き爪は改善します。


巻き爪の治療は何科?

医師

巻き爪外来が一番良いのです。
ない場合は、まずは皮膚科ですね。爪は皮膚の一部なので。

次に形成外科・外科の順でご相談してください。

巻き爪の病院での治療ですが、巻き爪はその症状の程度によって治療方法が異なります。

・軽いレベル 飲み薬・塗り薬を使用して治療を行ないます。爪を部分的に切り取る場合もあります。

・中くらいのレベル プレートやワイヤーを使用して、爪の湾曲を矯正する治療を行ないます。

・重度のレベル 手術による治療

爪母(そうぼ)という爪の組織を作っているところを部分的に切除したり、爪母全体を切除したりします。爪母をすべて切り取ると、当たり前ですが、爪は生えてこなくなります。

他には、フェノールという薬品を使って爪母の組織の再生を部分的に止める方法があります。

予防方法

足の指

靴のサイズに注意。足を圧迫する靴は履かないようにしましょう。

・ハイヒールを履かなくてはいけない場面はたくさんあるかと思いますが、終わり次第ハイヒールから指先を開放してあげてくださいね。

爪の切り方は、爪のアーチ型に合わせて切ると再発してしまうのでスクエア型を心掛けましょう。

爪が分厚くなってきたら、やすりをかけましょう。
足の裏からの圧力が減るため爪が分厚くなってしまうのを、やすりで適度な厚さにする。

自分でやるとやり過ぎることがあるので、サロンやクリニック等で行なってもらうことをお勧めします。

まとめ

足

巻き爪はまず深爪にしないこと、足を圧迫する靴を履かないことですね。
そして、自分の状態や症状のレベルを知り、適切な治療を行なってください。

自分の巻き爪がどの程度のものなのか分からないときは必ず、医師の診断を受けましょう。
その上で、自宅でできること、自分でできる改善法を行なってください。

最初から、すべて自己流で改善しようとするのはおススメできません。

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