車の運転中にブレーキとアクセルの踏み間違いによる事故が色々なメディアで時々報道されていますね。
特に高齢者が、この踏み間違いをしてしまうことが多いようです。
時には、とんでもなく重大な交通事故になった例もあります。
踏み間違い、恐ろしいですね。こんな原因で、事故を起こしたくありません、まったく。
ではなぜ、ブレーキとアクセルを踏み間違ってしまうのでしょうか?
ブレーキとアクセルを間違えてしまうのは何故か?
じつは、わたし、やってしまったことがあるんです。
恥ずかしながら、ブレーキとアクセルの踏み間違いを!
反省しています。
このとき、私は60代前半で、交通事故にはなりませんでした。
車庫から出ようとして車を前進させていたとき、歩行者が左側から近付いてくるのに気がつき、あわててブレーキを踏んだんです。
その瞬間、私の車は、さらにギュンと前進していました。
あーっ、いけない! 危ない!
そうなんです。私がブレーキとアクセルを踏み間違えていたのです。
幸い、歩行者の方と私の車にはまだ少し、距離があったので事故には至りませんでした。
歩行者の方はとてもビックリされたようでした。
目の前で、車がギュンと急発進し、またすぐに急停車したので。
あのまま、本当のブレーキを踏むのが遅れていたなら、歩行者の方とは、事故にはならなくても、前方にあった向かいの家の壁に激突していたでしょう。
恐ろしかったです。冷や汗をかきました。ウインドゥを開けて、歩行者の方に「ごめんなさい!」と謝りました。
歩行者の女性も会釈してくれて、スタスタと歩いてゆかれ、本当に何事もなく良かったです。
歩行者の方も無事で、私も車も前方の壁も無傷でした。歩行者の方と私がびっくりしただけで済みました。
その後私は、この事故未遂事件のことを何度も検証してみました。
なぜ、踏み間違えたのか?、ブレーキとアクセルを。
何が起こったのか? そんなことを振り返って考えました。
その結果、思わぬことが分かりました。
なぜ、ブレーキとアクセルを踏み間違えるかということについてです。
検証、ブレーキ、アクセル、踏み間違い
この事故未遂事件を振り返り、検証するとき、私は思い出すだけではなく、実際に車に乗り、エンジンをかけブレーキペダルやアクセルペダルを踏んだりしてみました。
私もこの体験をするまで、アクセルとブレーキを踏み違えるなんて考えられないと思っていました。そんなバカなことはないと考えていました。
車のアクセルペダルとブレーキペダルは少し離れています。ブレーキをかけるときはアクセルペダルから足を離し、ブレーキペダルの上に足を移動させ、ブレーキペダルを踏み込むことになります。
二つのペダルは離れている、だから同じアクセルをブレーキだと思って踏んでしまうことなどありえない。単純にそう思っていたんです。
でも、そこに盲点があったのです。
「アクセルペダルから足を離し、ブレーキペダルの上に足を移動させる」
私は、確かにアクセルから足を離していました。
そして、また足を確かに移動させました。
でも、足はまだアクセルペダルの端の上にあったのです。
私の事故未遂事件はつまり、ブレーキを踏むつもりが、ブレーキペダルの上まで届いていなかったので、またアクセルを踏むことになってしまったのが原因だと分かりました。
ブレーキとアクセルの踏み間違いには、様々な原因があるとは思いますが、ブレーキを踏んだつもりなのに実際はブレーキべダルまで足が届いていないということがかなり多いのではないかと感じました。
キチンと正面を向いてシートに座っていない方、変な位置に足を置いている方、気をつけてください。
ブレーキとアクセルを踏み間違えないための方法
ブレーキとアクセルを踏み間違えることの原因には実際、色々な要素がからんでいるでしょう。
老化による判断ミス、パニック状態になり同じペダルを踏んでしまう、運動機能の衰えなどなど。
ではどうしたら、ブレーキとアクセルを踏み間違えないようにできるのか?
どんな方法で、踏み間違いによる交通事故を回避できるのか?
しっかり自分の運転時の癖を検証し、時間をかけ回数を重ねてじっくり考えてみました。そして,この時の交通事故未遂事件の回避策がようやく分かったのです。
その方法について述べていきます。私の運転時の癖についても少し述べさせていただきます。
車の運転時、よく観察してみると、私はシートにまっすぐ正面に向かって座っていませんでした。両足のひざが少し左側を向いています。体自体も少し斜め左を向いています、悪い癖です。
この姿勢で、アクセルやブレーキを踏むと足先はペダルに対してやや左向きになってしまいます。少し足を移動させただけでも、ブレーキの右端に足が届いたりしますが、その半面、ブレーキやアクセルペダルの位置が感覚的にあいまいになってくるのです。これがいけません。
ブレーキとアクセルの踏み間違いを起こさないためには、
・まず、運転時には姿勢をまっぐ正面に向けてシートに座ることです。
・そして、「今は真っ直ぐにアクセルを踏んでいる」、「ブレーキを踏むときにはキチンと足をブレーキペダルの真ん中まで移動させる」ということを意識する。
姿勢を改め、こんな風に意識するようになってから、私は踏み間違いを起こさないようになりました。
まとめ
以上は、あくまでも私の場合の話ですが、真っ直ぐに正面を向かずに運転をしている人をときどき見かけます。
車を運転中に、前を走っているバイクの乗り手の体が、妙に傾いているのを見たことがあるのではないでしょうか。自分のことはあまり気がつかないのですが、人は様々な癖を持っているのが普通です。
車の運転中の姿勢や足の位置にも人それぞれ癖があると思います。自分自身もそうだったのですが・・・反省しています。
もちろん、年齢にともなって反射神経や判断ミスが起こることもあると思いますが、普段からシートに正面を向いてまっすぐ座る。今自分が踏んでいるペダルを意識する。ペダルの移動を意識する。
これで、多くのブレーキとアクセルの踏み間違いが、かなり防げると思います。