これから肌が乾燥する季節が始まりますね。
指先のひび割れも起きやすくなってきます。
水洗いをした後しばらくしてから指先をみると、パクリと指がひび割れている!という経験をする方も多いと思います。
この指先のひび割れというは、かなり痛いです。
ちょっと何かに触れただけでも、ズキーンと骨にまで響くような痛みがあります。普段の水仕事は嫌いじゃないけど、この強烈な痛みの事を考えると、冬の水仕事はあまりしたくないと思う方もいらっしゃるでしょう。
そこで今回は、指先のひび割れの原因とその治療法についてお伝えしていきますね。
指先がひび割れる一番の原因は?
指先がひび割れる多くは「乾燥」が原因でおこります。
ところで、みなさんの中で、指先に毛が生えている方はいますか?
いませんよね。
皮膚というのは、毛が生えてくる毛包(もうほう)というところに皮脂腺(ひしせん)がついていて、この皮脂腺が皮膚を乾燥から防いでくれるのに一役買ってくれています。
通常の皮膚では、汗と皮脂とが混ざりあって、いわゆる天然保湿クリームのような役割をします。
しかし、指先にはこの毛包がないので、もともと指先は他の部位に比べて乾燥に弱い皮膚であるといえます。
そのため、長時間の水洗いや水洗い後の保湿不足、手に合わない洗剤を使っている等でひび割れるのです。
以下の動画で、上の説明を動画付きでしてくれていますので、よければご覧ください
2分で分かる医療動画辞典 ミルメディカルより:手湿疹
指先がひび割れた時の応急処置は?
一部で、指先のひび割れは、瞬間接着剤で素早く治せる、というようなことが言われていますが、瞬間接着剤には医療用と一般用があり、一般用の接着剤を指先のひび割れに使うのはあまりオススメできません。
瞬間接着剤は体に毒ではないので、自分で責任を持って使う人は使ってください、という程度です。
ひび割れの応急処置としては、オロナインなどの軟膏を塗ってから、それを覆うように絆創膏やテープを貼ってあげるのがいいですね。少し楽になりますよ。最近は防水の絆創膏も増えているので、種類を選びましょう。
そして、ひび割れた個所にモノが当たらないように注意することも必要です。患部にモノが当たると痛いだけではなく、余計にひび割れが大きくなってしまい、治るのが遅くなってしまうことがありますので。
ひび割れを素早く治す方法
一番手軽にできる方法としては、やはり「ハンドクリームを塗る」ことです。
ベタベタしないタイプのハンドクリームを、こまめに、ある程度たくさんの量塗ってください。ハンドクリームは原因のところでも述べた保湿剤として働いてくれます。
その日の夜にハンドクリームを塗った後、ラップをして4~5分待つと、しっかりクリームが浸透して効果的です。できれば朝・夜と2回やりましょう。治りが早くなります。
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それでも治らない場合は、皮膚科へいきましょう。
まとめ
私たちを困らせる指のひび割れ、一度始まったら、なにか物を持つときや洗いものをするときに痛くて出来なくなるなど、生活に支障をきたしてしまう、厄介な症状ですね。
そして、痛いのはもちろんですが、見た目もあまり良くありません。早く治したいですよね。
ハンドクリームをたっぷり塗り、ラップを使って肌に浸透させましょう。
また、ただのひび割れにみえて、実は皮膚の病気になっている場合もあるので、上に述べたような方法でもなかなか治らない場合は皮膚科で診てもらいましょう。そうすれば、あなたに合ったお薬がもらえるはずです。
くれぐれも、ひび割れになったら、モノにぶつけないように気を付けましょうね。