寒い季節になると嫌なものがあります。
そう、静電気です。
金属に何気なく触っただけで「バチッ」ときたり、「ビリッ」ときます。
もう、怖いです。
結構痛いですし、驚きますよね。
私は、車から降りてドアを閉めようとしたときになります。
ドアのノブなんかでも「バチッ」ときますし、
驚くことに人間同士でも静電気で「ピリッ」とくることがあるんですね。
もう怖くて人に触れないと思いましたよ。
営業マンなんか、よくお客さんと握手する機会がありますよね。
静電気が起きやすい体質だったらどうするのでしょうね。
怖くて仕事にならないとか?
そこで静電気の「バチッ」をなくす方法を調べてみました。
◆静電気はどんな時に起きる?
静電気が起きやすいのは、気温が25度以下、湿度が20%以下のときと言われています。
つまり、寒くて乾燥している冬場に静電気が起きやすいのですね。
静電気は、モノの摩擦によって起こります。
子供の時に、プラスティックの下敷きをわきの下に挟んでこすり、
髪の毛や細かく切った紙片を吸い付かせて遊んだことがありませんか?
あれが静電気です。
モノとモノが触れ合って、こすれると静電気が発生するのです。
日常生活でもっとも静電気を意識しやすいのは、
衣服を脱いだり着たりするときですね。
重ね着していたセーターを脱いだりする際に「パリパリッ」と音を立てるのも静電気です。
つまり、静電気は気温が低くて湿度の低い冬に起こりやすくて、
何かと触れ合って摩擦が起こった時に発生するということですね。
この、触れ合って摩擦が起こるというのは、ごく小さな動きでも静電気を発生させますから、
人が何らかの行動をした時には静電気が起こっていると考えれば間違いはないでしょう。
◆静電気が起きやすい体質ってあるの?
静電気の「バチッ」というのは、体に溜まった電気が一瞬で放電するからなんです。
同じ人間なのに、冬場もドアの金属ノブなどを全く怖がらない人もいますね。
静電気が体に溜まらなくて自然に少しずつ放電している人です。
「バチッ」と来ませんから。羨ましいです。
このように、人には静電気が起こりやすい人と、静電気が起こりにくい人がいます。
静電気が起こりやすい人を帯電体質といったりします。
帯電体質の人は静電気を少しずつ自然に放電できていないということなんですね。
一説によると、
帯電体質の、いわゆる静電気が起きやすい人は、
「身体のイオンバランスが崩れている」とか
「肌が乾燥している」とか、
「肩がこっている」と言われています。
科学的に証明されていることではありませんが。
いずれにせよ、静電気が起きやすい体質というのはあると私は思っています。
家族の中でも「バチッ」となるのは私だけなんです(泣)
他の者はみんな平気な顔をしていますから。
◆静電気の「バチッ」を回避する方法は?
・乾燥させない、加湿する
空気の乾燥は静電気を起こしやすくする原因です。
冬場は暖房するため、室内はかなり湿度が低くなって乾燥しています。
積極的に加湿器を使ったり、ストーブの上に水の入ったヤカンを置く(旧式のストーブに限りますが)などして、室内の湿度を50%位にするとよいですね。
50%位の湿度だと快適ですよ。静電気も発生しにくく、お肌にもいいですし、目や喉の粘膜が乾き過ぎることもありません。
冬はインフルエンザウイルス対策のひとつとしても良いですよ。
・衣服の組み合わせに注意する
モノとモノが摩擦することによって静電気が発生しますが、特に衣服の摩擦が「バチッ」と関係しています。
衣服は素材によって帯電しやすい(静電気が起きやすい)ものがあるので注意が必要です。
下の表の右側の素材ほどプラスに帯電しやすく、左側の素材ほどマイナスに帯電しやすいです。
ですので、この表で近くにある素材の組み合わせは静電気が起きにくく、
遠いところのものを組み合わせると静電気が起きやすくなります。
例えば、アクリル素材のセーターとレーヨン素材のインナー組み合わせると静電気が起こりやすくなってしまいます。
逆に、同じアクリル素材のセーターを着ても、インナーがポリエステル素材だった場合は静電気が起こりにくいということです。
アクリル素材+レーヨン素材 × 静電気が起きやすい
アクリル素材+ポリエステル素材 〇 静電気が起きにくい
・電気を逃がす
車から降りるとき、ドアの金属部を触って静電気にやられるのは、運転中に運転席のシートと洋服の摩擦で静電気が溜まっているからです。
まず、ドアを開けたら、車のドアや枠(金属部分)を触ったまま地面に足をつけます。それから降りれば「バチッ」と来ません。
こちらの動画が分かりやすいです!
家などの金属ドアの場合は、ドアに触れる前に壁や木の扉などを先に触っておけば大丈夫です。
溜まった静電気は金属などに触れると一気に放電するので、「バチッ」となるのですが、緩やかに放電させれば、あの嫌なショックはありません。
そして、緩やかに放電させるには、金属などよりも、もっと電流を通しにくいもの(電気がゆっくり放電するもの)をあらかじめ触っておけばよいのです。
車から降りる前に金属部分を触りながら足を地面につけると大丈夫なのは、静電気をゆっくり地面に逃がしているからです。金属ドアを触る前に壁などに触れるのは手から静電気をゆっくり逃がしていることになります。
また、静電気で困っている人は多いので、静電気を防止するためのグッズも、静電気防止スプレー・静電気防止シート・静電気除去ブレスレット・静電気防止キーホルダーなど、色々なタイプのものが出回っています。これらを利用するのも面白いかもしれませんね。
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まとめ 静電気を回避するために
静電気の「バチッ」を回避する方法は、
・まず、室内では乾燥しすぎないように加湿をする。
室内は暖房により想像以上に乾燥しています。
・衣服は静電気の帯びにくい組み合わせで着る。
身に着ける衣類の素材を揃えるのもいいですね。私はできる限り「綿」で揃えていますが・・・。
・ドアノブなどの金属部分に触る前に、壁や木のドア、床などに触れておく。
静電気が溜まりやすいと思う人は、定期的に何かを触っておいた方がよいですね。
・車から降りるときは先にドアの金属部分をつかんだまま、足から降りる。
降りてからドアをつかんではだめですよ。
・静電気防止グッズを使ってみる。
色々なものが販売されています。あなたに合ったものを利用してください。
いかがでしたか?
色々とお話してきましたが、基本は「バチッ」とくる前に電気を逃がしておくことです。
ぜひ参考にしてください。
これでもう、あなたは怖くてイヤーな静電気から解放されますね!