最初、手首にこぶのような、しこりのようなものが出来た時はちょっと怖かったです。
なんか変な病気になったのかと思いましたから。
手首の関節より少し下の表側に直径1センチくらいのこぶができていることに、
ある日気がついたのです。
触ってみると柔らかく、押しても痛くありません。
調べてみると、ガングリオンという良性の腫瘤だと分かり安心しました。
放っておいても大丈夫ということだったので、素直に信じて放置していました。
気がついたらなくなっていました。
私の場合は自然に消えましたが、出来る場所によっては痛みがある場合もあります。
気になる方も多いと思います。
じつは、私の妻もガングリオンができたことがあるのです。その時の治療の話は後ほど。
という訳で、今回は手首などにできるこぶ・ガングリオンについてお話ししたいと思います。
ガングリオンとは
ガングリオンは、手首などにできる良性のコブ・腫れ物のことです。
ガングリオンには、無色のゼリー状の物質が詰まっていて、押すと硬く感じるものと軟らかいものがあります。
皮膚のすぐ下にできて、固定されたしこりです。
普通は痛みはありませんが、発生した場所によっては痛みやしびれが起こる場合もあります。
手首の甲側に最もよくできますが、足首や手の指にもできます。
大きさは米粒大~小さな鶏卵くらいになるものもあります。
ガングリオンができる場所
ガングリオンは関節の周りにできることが多いです。
特に手の関節の周辺ですね。
困ったことに、腕時計や指輪をするとき邪魔になることもありますね。
次のような場所に発生します。
・手首の周辺
・手の甲、手のひら
・手指
・足首の周辺
・足の甲
・足指
・膝の周辺
ガングリオンの症状は
ガングリオンは男性よりも女性にできやすいです。特に20代~40代の女性が多く発症します。
ガングリオンはたいていの場合、無症状です。痛くもなければ、かゆくもないということです。
ただし、大きくなったものや神経の近くにできた場合は、神経を圧迫して、痺れや痛みが出ることもありますし、 手や指などを動かすときの邪魔になることもあります。
ガングリオンができる原因は
ガングリオンが発生する原因はまだはっきりとは分かっていません。
小さな外傷を繰り返すことでできるとか、関節を動かしすぎるとできるなど、
様々な説がありますが、確かな原因は不明です。
ただ、ガングリオンは悪性の腫瘍ではありませんので心配しないでください。
袋の中に粘液が溜まって大きくなっているだけです。
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治療方法は
ガングリオンは、一般的に無症状で痛みもなく、良性のこぶですので、
本人が気にならなければ治療せずに放置しておいても大丈夫です。
女性に多くできるので、見た目も気になることが多いと思います。
放っておいても自然に小さくなり、消えてしまうこともありますが、逆に大きくなってくる場合もあります。
大きくなってくると、家事などを行なっているとき、違和感を感じることもあります。
やっぱり邪魔だし、見た目もいやだ、治療したいという場合は、整形外科か皮膚科で診てもらってください。
注射器でこぶの内容物を吸引してくれます。何度も再発する場合は、簡単な手術によって、
ゼリー状の中身が溜まる袋を取り除いてくれます。
ガングリオンを自分でつぶすという話を聞くことがありますが、これは絶対に止めてください。
大切な神経を傷つけたり、細菌に感染してしまう可能性があります。
◆美容外科の先生が自分のガングリオンを治療している動画です。
参考までに。やはり、手首のところにできていますね。
まとめ 小さなガングリオンの治療は簡単!
ガングリオンという名前が、怖い病気を連想させるかもしれませんが、ガングリオンは良性のこぶ・しこりです。
多くの場合、特に症状と呼べるものがありません。
神経を圧迫する場所にもないし、何かの動作をする特の邪魔にもならない。
そんな場合は、放っておいても大丈夫です。見た目や美容的に気にならなければですが・・・。
ですが、今のところ症状はないけれどもガングリオンかどうか分からないという場合は、
まず医師の診断を受けてください。
私の場合は自然に消滅しましたが、私の妻にガングリオンができた時は、整形外科で治療していただきました。
手首の内側に盛り上がりができていたのですが、医師は小さなメスでほんの少し切開すると
(小さな穴程度)、患部を押さえながらこぶの中に入っていたものを絞り出してくれました。
透明に近いゼリーのようなものが出てきました。
中味を出し切ると、ゼリー状物質を拭い取り、患部を消毒をし、包帯を巻いて終わりでした。
時間にして3分くらいでしょうか。すごく早かったですね。
妻に聞くと「全然、痛くなかった!」
「こんなに簡単なら、もっと早く診てもらえばよかった!」
と言って笑っていました。