緊張すると吐き気がする!止める方法を教えて!

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人前で話をしたり、大事な場面での交渉などや初対面の人に逢わなくてはならない時、緊張したりしませんか?

緊張の瞬間

筆者はじつは、すごく緊張してしまいます。(特に前日からドキドキソワソワし続け、夜も眠れなく、緊張から吐いたり、気持ちが不安定になる事が多々あります)

わたしは、一昨年から保育園や地域の自治会で、大勢の人前で話す機会が増えてきました。そんな時、毎回ではありませんが、緊張から吐いてしまうことがよくありました。

最近やっと、吐くことは少なくなってきましたが、けっこうキツかったですね。
時間はかかりましたが実際に少しずつ慣れてきたかな?と感じています。

世の中には、人前だけで話したりする事だけではなく、電車や人ごみなどに行くと何故か緊張して吐いてしまう人もいます。

もう本当に家から出たくなくなってしまい、引きこもっている人もいます。

でも、緊張して吐いたりする事には理由があるのですね。

今回は体験談を交えて、少しでも多くの方々の症状が和らぎ、吐き気が軽減してくれたら良いな~と思い、緊張による嘔吐の理由や対処方法をご紹介したいと思います。

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緊張すると何故、吐き気がする?

吐き気

何故、人は緊張するのでしょうか?

・自律神経
・アドレナリン

この2つが緊張の原因と考えられています。

自律神経とは

自律神経は、自分の意志では動かせない体の器官などを司る神経です。
例えば、 手や足は自分の意志で動かせますが、心臓や腸は自分の意志で動かしているわけではありませんよね。
これが自律神経の働きです。

そして、自律神経には「交感神経」と「副交感神経」があります。

「交感神経」
交感神経は主に、昼間、仕事や家事・育児・勉強など、体が活動状態のときに働いてくれています。

「副交感神経」
副交感神経は主にリラックス状態、寝ている時に活動する神経です。
マッサージの施術中に眠くなったりするのは、この副交感神経が働いているからなのです。

・アドレナリン

アドレナリンは交感神経の働きを良くする脳の神経伝達物質の事を言います。
興奮すると心臓がドキドキしたり、武者震い(興奮して手や体が震える状態)になった時、「アドレナリンが出る~!!」などと言いますよね。

つまり、人は、何か危機的な状況になった時に、交感神経が活発になって、体は危機を乗り越えるための準備をするのですね。

例えば、山の中でいきなり熊に出合った時、心臓の鼓動は速まり、次にどう行動すればよいか脳は素晴らしいスピードで思考します。

交感神経が最大限に働き、アドレナリンが分泌されて、脳が状況を分析し、危機に対する対処を決断することになるのです。血流がよくなった体は素早い行動を取ることもできます。

筋肉は最大の力を発揮します。

これが緊張状態です。そして、危険な状況を乗り越えることができると、体はまた、副交感神経が働き始め、緊張を解くことになります。

ただし緊張が度を過ぎたり長引くと、体はかえって動けなくなります。胃腸障害を起こしたり、頭痛がしたり、眠れなかったりと、色々な不具合が起こります。吐くこともその一つなのです。

吐く原因

・あがり症
・嘔吐恐怖症
・神経性嘔吐症

緊張して、吐き気が出てしまう・胃が痛い・頭が痛くなるといった症状がみられるのはこの3つが、考えられます。

あがり症

1対1の対話は普通にできるけど、数人の人の前で発言したり行動を起こすと、手足の震え、赤面、考えがまとまらなくなる、汗が出るといった症状が出ます。(頭が真っ白!!となる状態)
他にも電話するのも緊張したり、他人の視線が常に気になるといったことも挙げられます。

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嘔吐恐怖症

強迫性障害の一種です。
吐くことへの恐怖、嘔吐物への不潔恐怖感が大きな要因となる障害です。
自分が吐くことは大丈夫だけど他人の嘔吐物はダメ!って言う人も含まれます。

症状が悪化すると他の人が食べているのを見るのにも怖くなってしまい、車や飛行機など乗り物に対しても恐怖心が出てきてしまいます。

パニック障害と一緒になることもあります。
筆者もパニック発作を起こすこともありますが、症状としては、指先の痺れ血の気が引く、動悸、呼吸が苦しくなるなどといったことが起こります。

嘔吐恐怖症の方は、「吐くかも!!」といった恐怖感からパニック発作になってしまいます。

神経性嘔吐症

普段は全く普通で病気でもないのに、精神的ストレスがかかると吐き気を感じてしまう状態です。

この症状は、子供に多いとされていますが、近年では大人でも症状がみられ、増えています。
子どもの場合は「嘔吐中枢」という脳内部分が未発達なので、少しの刺激でも症状が現れることがあります。

症状の表れやすい方

・神経質な方
・環境が変わりやすい方
・人間関係・仕事関係で強いストレスを感じている方
・ストレスの発散場所がない方
・育児や家事などで朝から晩まで動きっぱなしで疲れきっている方

当然、テスト・発表会・面接などのイベントでは緊張状態に置かれることが多く、症状が出やすいです。

では、次の章では、対処法と吐き気を止める方法をご紹介したいと思います。

緊張するときの対処法 吐き気を止める方法

リラックス

気になることなのですが、緊張で吐いてしまうからといって、まさか朝ご飯を抜いていたりしていませんよね?

緊張して食欲が無くなってしまうかもしれませんが、少しでもいいので食べましょう。
朝ご飯を食べることは大事なのです。

何が大切かというと食事をする時にはご飯を嚙みますよね?

咀嚼することは脳を活性化させます。
食べないと脳に十分血液が届かなくて低血糖になったり、吐くだけに収まらず、倒れてしまう事さえもあります。

なので、朝ご飯だけではなく、食事は規則正しく摂りましょう。(緊張で食欲がないときもありますが、おにぎりにして食べるなど、工夫をしてできるだけ規則正しいリズムで食事をとることが大切です。小さなおにぎり1個でもよいのです)

もちろん、暴飲暴食はだめですよ。

交感神経と副交感神経は、生活を規則正しくする事で安定し、吐き気も改善されます。

ご飯を食べる以外にも
・睡眠
・排便
といった事も規則正しく行いましょう。(できる限りでいいです)

引っ越し、結婚、子供が生まれる、転職など、環境が変化するときは誰でもストレスがかかります。さらに自分には荷の重い仕事が与えられると、毎日が緊張の連続です。

わたしは、 それこそ毎日のように吐いていました。
でも、「慣れ」もあったかもしれませんが、規則正しく食事や睡眠を心がけるようになってからは、吐くことも軽減してきました。

他にも、最も大事だと思うのが、
「緊張して吐く自分を受け入れること」
これです。筆者のおススメです。

緊張の原因が分かっていても分かっていなくても、わたしは、ドキドキして吐いてしまいます。
以前は、自分が「なぜ緊張するんだろ?」・「また吐いちゃった」などと、ネガティブ思考に落ち込んでいました。

でも、年をとるにつれてなのか、吐くことやドキドキしてしまう自分を受け入れられるようになってきました。

「吐いちゃった~。緊張してるからしょうがないよね」

「ドキドキがまた来たよ~。その内、止まるかな~」って思えようになってきたのです。

吐くのが治るのには、時間がかかってもいいんです。いきなりなんて治らないです。ゆっくりで良いのです。

吐く自分を認めていると、吐くことは大したことではない、と思えるようになってきますよ。

やはり緊張する場面、人前で喋る時、わたしは、深呼吸を2~3回行なっています。
人前で喋ることに慣れてきてからは、適度な緊張のところに気持ちのスイッチを入れられるようになりました。

自宅でできる、緊張して吐く場合の対処方法・発散方法
・お風呂に入り、ゆっくり何も考えずに浸かる

・マッサージをする

ちょっとしたリラックスのツボをご紹介したいと思います。

手のひら
手を握って中指が手のひらの真ん中に当たる場所、ここをイタ気持ちいい程度にグリグリ、モミモミしましょう。

親指と人差し指の付け根部分。ここもイタ気持ちいいぐらいにモミモミ、グリグリしてみましょう。


耳の後ろから、後頭部頭蓋骨の付け根部分を左右から押しましょう。
ゆっくり押しましょう。

・大声を出せる場所に行く(カラオケボックスなど)

・運動をする
緊張が予想される場面の前日に運動すると、緊張が解けて少し落ち着くことができます。

まとめ

ゆったり入浴

緊張して吐くという人は、完璧主義な方、認められたい気持ちが大きい方、こだわりが強い方、向上心が強い方が多いと言われています。

筆者も緊張から吐きますが、自分では完璧主義だとか、こだわりが強いとは思ってません。

自分ではズボラで要領が悪くて不器用な人間だと感じています。でも、色々な所でいつも「完璧」や「細かい」と言われるので、自分が気づいていないだけかもしれませんね。

だから、緊張すると吐いてしまう自分を素直に受け入れて、でも大したことではないと認めれば、心が少しは和らぐのではないでしょうか?

そして、生活のリズムを整え、吐く自分を大袈裟に考えなければ、症状はだんだん改善されていきますよ。

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