お子さんが「自転車に乗りたい!」って言ったとき、パパやママはどうしますか?
幼稚園や保育園のお友達が自転車にスイスイ乗って遊んでいるのを見ると、子供は自分も乗りたいと思いますよね。
親としては子供の希望も叶えあげたいし、自転車に乗れば運動にもなるし、友達との付き合いもできるし・・・。
それで、結局、自転車を買ってあげることになる訳です。そして、色々と考えることが沢山あるのに気がつきます。
どんな自転車を買えばよいのか?どこで練習させるのか?補助輪を外すタイミングとか、練習方法とか・・・。気になることが色々ありますよね。
そこで今回は、子供用自転車の購入から、補助輪を外すタイミング、練習方法までについて考えていきましょう。
自転車の正しい選び方
体に合った自転車を選びましょう
自転車屋さんに行くとたくさんの自転車があるので悩みますよね。
子供用自転車の選び方のポイントを紹介します。
1.サドルにまたがったとき、両足のつま先が地面につく。
(初めての自転車を買うときは、両足のかかとが地面につくもの方がより安心です)
ハンドルがしっかり持てて、ブレーキが無理のない状態でかけられること。
よく分からない時は店員さんに聞くのもありですね。筆者はすぐに店員さんを質問攻めにしてしまいます。
2.ハンドルやサドルの高さが調整しやすいか。
子供の成長は早いので、ハンドルやサドルの高さを調整しやすいものを選びましょう。また、補助輪が外しやすいことも確認しておきましょう。
3.子供がどんな場所で自転車に乗るか、使い方にあったものを選びましょう。
「格好いいからこれ!」という風に決めるのではなく、自転車でお子さんがどこを走るのかを考えながら購入する事をお勧めします。もちろん、お子さんの好きなデザインというのも大切です。親が一方的に決めて、子供の好きではない自転車だと、乗ること自体嫌がる場合もありますから。
必要な装具
ヘルメット
最近ではデザインも多種多様です。お子さんがかぶってベルトを付けたときガタガタしなければ大丈夫です。気に入ったデザインのヘルメットで乗りたいですよね。
プロテクター
昔はプロテクターなんてありませんでした。膝や肘に怪我をしながら自転車の練習をしていましたね。でも、今では安全を考えて肘や膝などにプロテクターをつけて練習できます。自転車屋さんに置いてあるのでお気に入りのプロテクターを見つけてください。
安全に乗れる場所を選びましょう
自転車は安全な場所で乗ってください。そして、人の迷惑にならな場所を選んでくださいね。
こんな場所では自転車に乗らないのように!
・駐車場
・車の出入りする場所
・人の多い公園や広場
・坂道
・水辺
・障害物の多い場所
補助輪とぺダルを外して練習
子供が自転車にまたがってペダルをこぎ始めたら、親が後ろから支えてあげる、押してあげる。以前は、そんな方法で子供は自転車の練習をしていました。
今は、子供が初めて自転車の練習をするとき、もっといい練習方法があるのです。
いきなりで、びっくりするかもしれませんが、この練習方法では、まず補助輪を外します。左右の補助輪を一つずつ外していくのではなく、一度に両方の補助輪を外してしまいます。
ただし、お子さんが補助輪をつけたままでしっかりとペダルを漕げているのを確認しておいてください。
そして、補助輪を外すときにペダルも一緒に外してしまいます。
最初からペダルのついていない自転車も販売されていますので、それを利用しても良いです。
自転車屋さんもしくはインターネット等でペダルなしの自転車を購入できます。後からペダルがつけられるタイプもありますのでどちらを選ぶかは自由です。
ペダル無しの相場はだいたい10,000円~15,000円位です。
後付けの自転車はもう少しお高くなりますが、ペダル無しからレベルアップしたらすぐに取り付けられるようになっています。
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もう一度言いますが、お子さんが補助輪をつけた状態でしっかり漕いで自転車を走らせることができるのを確認したら、ペダルと補助輪を外してしまいます。
自分で外せない方は、自転車屋さんに相談するか、機械に詳しい方や、自転車の構造に詳しい方にお願いしてください。
でも、なぜ、補助輪と一緒にペダルまで外してしまうのか、不思議に思いますよね。
じつは、初めて自転車の乗り方を練習するとき、ペダルが付いているとペダルが邪魔をしてバランスが取りにくいのです。
でも、ペダルが無いとキチンと足を使ってバランスを取ることができます。
まずは、バランスをとる練習からやってみてください。両足を使ってゆっくりで良いので自転車に乗りながら歩いてバランスをとる練習です。
パパやママは隣で一緒に歩いてあげましょう。
自転車に乗るのは怖くないかなと、子供は不安な気持ちがあります。一緒に歩いて見守ってあげましょう。
ハンドル操作の練習
どっちにハンドルを切ったらどう曲がるかを子供に教えてあげましょう。パパやママは曲がる方向にリードしてあげるといいですよね。
急にハンドルを切ると転んでしまうので、ゆっくりとハンドル操作をするように教えましょう。
子供には少し難しいかもしれないので、ゆっくりと繰り返して教えましょう。
次にブレーキのかけ方を教えましょう
止まり方を覚えてもらわないととても危険です。お子さんが自転車に慣れてくると、自転車がどんどん進んで行ってしまうということにもなりかねません。最初の内にブレーキのかけ方を教えましょう。
バランスが取れるようになったら両足で地面を蹴って、自転車だけで走ってみましょう。少しずつで構わないので足を地面から離していきましょう。足を地面から浮かせるのですね。
慣れてくると足で蹴って自転車に乗れるようになってきます。
足で蹴った後、長時間足を上げて自転車に乗っていられるようになったらペダルをつけてみてください。
ペダルと補助輪を外さないでできる練習方法
ペダルと補助輪を外すだなんてそんな大げさなことはしたくない、その方が怖い気がする、という方のためにペダルも補助輪もつけたままで練習する方法をお教えしましょう。
じつはこの方法、2番目の子供(男の子・小学1年生)のときに実行しました。
まずは、補助輪を付けたまま、1週間くらい自転車に自由に乗らせます。
そのあとは、しっかりペダルを踏むことに慣れているのを確認した後、補助輪を外すのではなくて、後ろの方に少し上げます。
補助輪はついているけど、自転車を地面に垂直にした時に、右も左も補助輪が数センチ~10センチ程度地面から浮いているようにするのです。
だから、もう補助輪は頼れません。
次に、ペダルを踏むのではなく、足で蹴って前に進む練習をします。片足ずつ交互でもいいですし、両足で同時に蹴って進んでもいいです。
これをやっているうちに、補助輪が両方とも地面から浮いたままで、うまくバランスを取って前に進んでいる状態が訪れます。
こうなればしめたもの、子供さんを大いに褒めてあげてください。「今、もう、補助輪を使ってないよ。上手だよ~」「その調子、その調子。すごいねー」
補助輪が地面に触れずにバランスを保って、足で蹴って進むことになれたら、いよいよペダルを踏んで乗ってもらいます。
最初は、親やお兄ちゃんやお姉ちゃんがそばについていて補助してあげてください。
私の2番目の子供の場合、この練習方法(補助輪を上げて足で蹴って進む方法)2日目から補助輪に頼らずに乗れるようになりました。
補助輪が地面に触れずに乗れるようになったら、完全に補助輪を外してあげましょう。
まとめ
これらの練習方法だと、たいていのお子さんは1週間で自転車に乗れるようになってしまいます。あまりの上達ぶりの速さにパパもママも本人のお子さんもびっくりするしょうね。
コツを少しお話しすると、ぺダルを漕ぐときは、下を見ずに前を見てしっかり漕ぐこと、カーブをうまく回るには正面を向いたままではなく、進行方法に顔を向けること、ですね。
ぜひ試してください。お子さんが自転車になかなか乗れないで悩んでいるパパ・ママの参考になれば嬉しいです。