「ほうれい線さえなければ、もっと若く見られるのに!」
そう思ったことは、ないですか?
私は鏡を見るたびに、いつもそう思ってしまいます(笑)
鼻の両脇から唇の両端に向かって伸びる2本の憎たらしい線。
ほうれい線があると本当に老けて見えてしまいます。
友だちには、ほうれい線が全然ない人もいるのに!
何とかしてほうれい線を消す方法はないのでしょうか?
ほうれい線さえ消せれば、10歳は若く見えるのに。
でもそもそも、なぜ、ほうれい線ってできるのでしょうね。
ほうれい線を消すために、まずその原因を調べてみました。
ほうれい線ができる原因
ほうれい線ができる一番の原因は、肌のたるみです。
今、ちょっ実験をしてみましょうか?
最初に鏡に向かってみてくださいね。
両手の指先を両頬に当てて、そのまま指先を軽く上に持ち上げててください。
ほんの少しで良いです。
ほら、頬が持ち上がりましたね。
するとほうれい線はどうなっていますか?
はい、頬のたるみがなくなると、ほうれい線は消えているか、目立たなくなっていますね。
やっぱり肌のたるみがほうれい線を作っている原因の一つだと分かりました。
ではなぜ、肌がたるむのか、その辺りを見ていきましょう。
肌のたるみの3大原因
1.肌の弾力の低下
加齢(老化)や紫外線の影響により、肌の真皮内のコラーゲンやエラスチンという物質が減少します。
コラーゲンは、肌のハリを保つ役割をし、エラスチンは肌に弾力を与えているので、
これらが減ることで肌自体の弾力が低下してしまいます。
2.皮下脂肪の増加
顔の皮下脂肪が増加すれば、重力によって頬は下に垂れていきます。
皮下脂肪の増加は太ることだけではなく、加齢による代謝機能の低下によっても起こります。
年を重ねると脂肪が付きやすくなるのですね。
3.表情筋の筋力・質の低下
顔の表情筋は、本来、喜怒哀楽や細かなニュアンスを表現できるように繊細な表情を生み出す能力を持っています。
ところが、加齢や生活習慣により、表情筋の筋力や質が低下すると、その上にある皮膚や皮下脂肪を支えきれなくなってきます。
肌のたるみを作る他の要素
◆乾燥
肌が健康でいるためには、適度な水分が必要です。
肌が乾燥すると、皮膚の新陳代謝が鈍くなり、新しい皮膚の再生が進まなくなります。
古い角質が肌に残ったままの状態になり、肌のハリも失われます。そして、肌にたるみを作ってしまうのです。
◆活性酸素
活性酸素が増えると、肌に弾力やハリを与えているコラーゲンやエラスチンも酸化するので、
肌の弾力・ハリ・潤いもなくなってしまいます。
当然、肌のたるみやシワにつながっていきます。
活性酸素は、ウイルスなどから体を守ってくれますが、その半面、増えすぎると細胞を老化させる働きもあるので注意しないといけません。
◆ストレス
精神的、肉体的なストレスも大量の活性酸素を生んでしまいます。
この活性酸素が肌の健康にも悪影響を与えるのです。
ストレスがたまると肌が荒れるという話はよく聞きますよね。
◆紫外線
紫外線を浴び過ぎると活性酸素が大量に発生します。
その結果、先ほど述べたように、肌の弾力やハリを奪い、シミも作ってしまいます。
◆喫煙
喫煙すると、血管が収縮し血行が悪くなります。
酸素や栄養素が皮膚に十分に届かなくなるので、皮膚は健康な状態を保ちにくくなります。
また、タバコはビタミンCを多量に消費し、活性酸素を大量に発生させます。
これも肌に悪影響を与えてしまいます。煙草は吸わない方がよいですね。
◆睡眠不足
肌は寝ている間に分泌されている成長ホルモンの働きで新陳代謝が行われます。
熟睡できない状態が続くと、肌の修復がスムーズに行われないので、肌が荒れたり、肌のたるみが出てきます。
良質な睡眠を心がけたいですね。
◆栄養の偏り
コラーゲンの材料となるたんぱく質や新陳代謝を活発にするビタミン・ミネラルが不足すると、肌の新陳代謝は悪くなり、
これも肌荒れや肌のたるみにつながります。
食事は、好きなものばかり食べて栄養が偏ることがないように、色々なものを積極的に摂るようにしましょう。
まとめ ほうれい線を消して10歳若返りましょう!
ほうれい線は肌のたるみが原因でできるのですが、
そのたるみを作らないためには、
肌の弾力を保つようにする
→コラーゲンが多く摂れる食品やサプリメントを利用する。
→肌が乾燥しないように保湿を心がける。
洗顔し過ぎない、保湿液の利用
皮下脂肪を増やしすぎない
→太りすぎないように食生活・運動に気をつける。
表情筋の筋力・質を低下させない
→表情筋のトレーニング・マッサージを行う。
→明るい表情を心がける。(無表情は表情筋を衰えさせます)
→肩や首にコリを溜めない。
活性酸素を増やし過ぎない
→ストレスを溜めないために、心を開放できる時間を作る、気分転換をする。
→日光に当たりすぎない。
→激しすぎる運動はしない。
→禁煙をする。
→熟睡できる環境を整える。
→色々な栄養素がとれる食事をする。
→活性酸素の害を減らしてくれる抗酸化物質が摂れる食品を積極的に食べる。
**抗酸化物質がとれる食品例**
バナナ・人参・カボチャ・キャベツ・ニンニク・生姜・
そば・大豆・緑茶・ブルーベリー・イチゴ・アボカドなど
あっ、そうそう、もう一つ。
横向きで眠る習慣のある方は、注意しておいてほしいのです。
左向きで寝ると左側に、右向きに寝ると右側にほうれい線ができやすくなります。
できるだけ上を向いて眠る時間が多くなるように心がけたいですね。
このようなことを気をつけ、ほうれい線を目立たなくして、
見た目年齢を10歳若返らせましょう!