「おへそのゴマを取るとお腹が痛くなるよ!」
なんて親から言われて育った人も多いのではないでしょうか?
そのせいか、おへその掃除やお手入れをしない人がかなりいるようです。
おへそを触ることは良くないことと思っているのでしょうね。
私の知人(60代の女性)で、今まで、おへその中に指を入れたことがなく、
もちろん、おへそのゴマも触ったことがないという方がいます。
その方は友人と温泉に行ったときに、自分のおへそのニオイが強烈なのに驚き、
自分のおへそがあまりにも汚れているのに気がついたそうです。
おへその位置は自分からは見えにくい場所にありますし、触らない方がよいと言われていますが、 おへそがゴマで汚れているのを放置していても、よいものでしょうか?
モデルさんなどはどうやってお手入れしているのでしょうか、キレイな見るからに清潔なおへそをしていますね。
今回は、おへそのゴマを安全にきれいにお手入れする方法を見ていきましょう。
おヘソのゴマって何?
おへその中にあるあの黒い物体を、誰もが普通に「へそのゴマ」と呼んでいますが、
もちろん食べる「ゴマ」ではありませんよね。
黒いゴマ粒みたいに見えるから、そう呼んでいるだけです。
へそのゴマは、じつは皮膚から出た垢や皮脂、汗、体を洗った時に
流しきれなかった石鹸のカスなどが集まったものです。
このような不要なものがおへその中に溜まったものなのです。
おへそは凹んでいますし、中にはシワがありますから、どうしても汚れが溜まりやすいです。
しかも、その汚れはかなり年季が入っていますから、それなりの臭いがします。
けっこう臭いですね。
ある研究によると、複数の人間のへその中から2000種類以上の細菌が検出されたと言われています。結構いろいろな細菌の住処になっているわけです。
へそのゴマを放っておくと、もしへそ周りに傷ができたとき、へそのゴマの雑菌が入って臍炎(さいえん)と呼ばれるへその炎症を起こす場合があるようです。また、まれにですが、臍石(さいせき)と言って臍のゴマが石のようカチカチに固まってしまうこともあります。
だから、おへそのゴマは取り除いてキレイにしておいた方がよいのです。
おヘソのゴマの安全な掃除の方法
おへその直下には皮下組織や腹直筋、腹膜、へその緒の跡などがあります。腹膜はへその内側約5ミリほどのところにあるので、 へそをいじりすぎると腹膜の神経が刺激されて、へそやへその周りが痛くなることがあります。
でも、これは腹膜炎ではありませんが、おへそは慎重にていねいに掃除をする必要があるということです。
◆おへそのゴマをきれいにする最も簡単な方法はお風呂で体を洗うとき、
ついでにボディーシャンプーやせっけんでおへそを軽く洗うことです。
泡で優しくおへそを撫でてあげるような感じでやってください。
そのあとシャワーを当てておけばかなりきれいになりますよ。
おへその皮膚は柔らかくて薄いので、決して強くこすらないでください。
もちろん、へそのゴマをしっかり取ろうと爪でひっかくのは厳禁ですよ。
◆もっと本格的におへそをキレイにしたいときにお勧めなのがオリーブオイルです。
オリーブオイルは人間の皮脂にも40%含まれているオレイン酸が含まれていて、スキンケアにもよく使われていますね。
入浴する前に仰向けになって、おへその穴にオリーブオイルを入れます。
溢れるほど入れるのではありませんよ。
おへその穴に8分目くらいオリーブオイルを入れたら、数分間そのまま待ちます。
するとオリーブオイルがおへそのゴマ(汚れ)に浸み込んで、やわらかく取れやすくなります。
その後綿棒でおへそのゴマ(汚れ)を優しくゆっくりと取り除いてください。
それから、普通にお風呂に入ればよいのですね。
◆ベビーオイル・オロナインでもキレイにすることができます。
入浴前にオリーブオイルをおへその穴に入れるとおへそのゴマがよく取れるというお話をしましたが、 ベビーオイルを使っても同じような効果があります。
また、入浴後にオロナイン軟膏をおへその穴に塗っておき、
数分間置いた後、綿棒などで掃除をするとすごくキレイなおへそになります。
※おへそ専用のお掃除キットもありますよ。
↓
へそゴマカラメトール ※「おへそ」専用お掃除キット【へそのごま 取る 綿棒 へそ… |
まとめ おへその掃除はやりすぎないように
ボディはていねいにケアをしているけど、
おへその事は忘れているという方も多いでしょう。
おへそのゴマを溜まるままに放置しておくと、見た目も良くありませんし、
臭いもします。夏の水着姿にも自信が持てませんし、温泉旅行の時も不安になるかもしれません。
また、おへそ周りの炎症につながることもあります。
ですから、おへそはキレイにしておきましょう。
ただ、おへそは刺激にも敏感でデリケートな場所ですから、掃除やお手入れはやりすぎないように、週に1~2回程度でいいです。 ゆっくりと優しくですよ。
へその穴が深い人や太っている人は、へそのゴマ(垢)が溜まりやすいです。
注意してくださいね。