小学1年生の娘が跳び箱が苦手だといって悲しそうな顔をします。
小学校の授業に跳び箱がなければいいのにとまで言います。
他の友達がポンポン飛ぶのに自分ができないのが悔しいようです。
それに跳び箱が怖いとも言います。
親としては
「子供を何とか跳び箱が飛べるようにしてやりたい!」ですよね。
子供の不安そうな顔を見たくありませんから。
じつは、跳び箱はコツさえつかめば、誰でもうまく飛べるようになります。
私自身、小学生の頃は跳び箱やマット運動は得意な方だったので、
子供にもできる跳び箱のコツ、練習方法などについてお話ししたいと思います。
小学1年生でも恐怖心を持たずに
上手にカッコよく跳び箱が飛べるようになる9つのコツについてお伝えします。
跳び箱を上手に跳ぶための9つのコツ
跳び箱は、踏切り板(ロイター板ともいいます)を踏んでジャンプし、跳び箱に手をついて、
それから着地するという一連の動きから成り立っています。
これらの動きがタイミングよくできれば、跳び箱は小学校の低学年の子供でも上手に跳べるようになります。
では跳び箱の運動を順番に見ていきましょう。
1)踏み板(ロイター板)前の、助走の最終歩は片足で蹴る。
2)踏み板の上では両足をそろえてジャンプする。
3)跳び箱の奥の方(前の方)に手をつく。
4)腕をしっかり伸ばして、体を支える。
5)両手をついた時、お尻の高さは肩よりも上に来るように。
6)腕で体を前に押す感じ。
7)着地した瞬間は、両膝は曲がり衝撃を吸収します。(イスに座るような形)
8)着地のとき、両手は前の方に伸ばして。
9)そこから膝を伸ばすとともに、腕を前から斜め上にVの字に挙げると着地のポーズが決まります。
この9番目ができると、もう体操選手並みですね。
以上の9つのポイントをひとつひとつチェックしてみましょう。
必ずどこかにできないポイント、間違っているところがあると思います。
それを正しい方法に修正すれば、跳べるようになります。
跳び箱が怖い時の練習方法
「跳び箱にぶつかりそう」
「跳び箱から落ちそう」
そんな風に思ってしまう子供さんは多いはずです。
跳び箱は小学1年生の子供などにとっては床に立ちふさがる大きな障害物ですから、無理もありませんが。
怖いなと思う子は、跳び箱の前で減速してしまい、跳び箱の上に乗ることもむつかしい場合がありますね。
こんな場合の練習のコツは、一連の運動をバラバラに練習させるとよいです。
・跳び越えられなくても跳び箱の上にお尻で乗る練習をする
跳び箱の上に乗れると一気に恐怖心がなくなりますよ。なーんだ、飛び越せなくても座れればいいんだ!
・馬跳びをさせて、跳び越えるという運動に慣れさせる
親御さんが肘(ひじ)と膝(ひざ)をついて丸くなってあげるとってあげると、とても跳びやすいですね。
・踏み切り板を使わないで低い跳び箱を跳ばせる
・跳び箱を横にして跳ばせる練習(跳び箱の長さが苦手な子)
など方法を行なってみましょう。
跳び箱の自宅での練習法
家でもできる跳び箱の練習法を紹介します。
・カエル跳びを練習して、腕で体を支えて、体重が移動する感覚を身に付ける。
※小学生低学年の場合は、まずはこちらのカエル跳びをやってみましょう。
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こちらは高度なカエル跳び
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・イスや低いテーブルに手をついたまま、ジャンプをして両足を大きく開いてお尻を上げる練習。
・両腕を伸ばして床につき、両足は友だちや親に持ってもらって、腕を使って前進していきます。手押し車と呼ばれる運動です。
これも腕で体重を支えるトレーニングになります。
※ジャンプする練習にトランポリンを使うのも楽しいです。
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まとめ
小学1年生くらいだと苦手な子が多い跳び箱ですが、できていないポイントを見つけて修正し、その個所を練習すれば必ずキレイに飛べるようになりますよ。
例えば着地が上手くできないときは、
少し高さのある台から飛び降り両足で着地することに慣れさせる
踏み切り板を踏んで手をつき着地するというリズムがうまくつかめないときは、
「トン♪トン♪パッ♪」というリズムを体に覚えさせるためにるために「ケンケンパー」などを行うのもいいですね。
わが娘も、リズムが上手くつかめなかったですし、片足で踏み切り板に乗っていましたが、ここに書いたように練習をして、跳び箱が跳べるようになりました。
あなたの子供さんも、楽しく練習できるように工夫してあげてくださいね。跳び箱が飛べる喜びを感じてもらいましょう。これからの大きな自信になりますよ。