本格的な花粉症のシーズンが近づいてきましたね。皆さんはどのように過ごしていますか?
多くの方は花粉症の症状が出始めてから病院に行くと思いますが、実は症状が出る前に準備をする事で花粉症は軽くできるのです。
また、食事に注意することでも花粉症を軽減することができます。
食べ物では、ポリフェノールを含んだものが花粉症に良いと言われていますが、ポリフェノールを含む食品は、微量なものから多く含まれているものまで数えると、ざっと5000種類以上あります。
何を選べばよいのか分かりませんよね。
そこで今回は、花粉症対策として良い効果がある食べ物と、花粉症を悪化させる食べ物についてお伝えしていきます。
花粉症対策 何を食べるのが良い?
まずは、花粉症対策として効果のある代表的な食べ物をご紹介します。
食事にぜひ取り入れたいですね。
・レンコン
レンコンの黒い斑点ってポリフェノールの成分の中の「カテキン」なんです。
レンコンを数週間食べると(1・2週間ではダメです。9週間くらい)
アレルギーを起こす抗体の血中濃度が下がり、アレルギー反応が起きにくくなります。
これは、埼玉医科大学の研究で証明されています。
他にもレンコンの汁を直接鼻の粘膜に塗るのも効果がありますね。
・玉ねぎ
玉ねぎにも花粉症に効果がある、ポリフェノールの1種の「ケルセチン」が含まれています。
・山葵(わさび)
わさびにも色々種類があるのですが、皆さんが使っているのは沢わさびと畑わさびです。
山葵に含まれるイソシオチアン酸アリルを主成分にした消臭・殺菌力が花粉症予防効果・風邪予防となります。他にも発がん性物質の生成を防ぐ効果もあります。
しかし、食べ過ぎてはいけません!程よい摂取を心がけましょう。
・紫蘇(しそ)
紫蘇には、ポリフェノールの1つである「ロズマリン酸」と言われる聞きなれない成分がふくまれています。この成分は花粉症に良いと言われていて、特に「鼻づまり」に効果があります。ですが、必要量の、毎日6~10枚は食べられないのではないでしょうか。
そこで、簡単に取れる方法としてジュースにするのがおススメです。
筆者は夏場には、毎年必ず紫蘇ジュースを飲んでいますよ。
紫蘇ジュースに含まれるクエン酸が夏バテを防止してくれるからですが。
・青魚
イワシやサンマなど青魚にはDHAと呼ばれる成分があり、アレルギー反応を抑えてくれます。
・じゃばら
「じゃばら」って、少し変わった名前ですが、柑橘類の一つです。和歌山県北山村でしか取れない、ゆずと温州みかんの自然交配から生まれた果物。
「じゃばら」という名前は「邪気を払う」という意味から名づけられて、昔は、縁起が良いのでお正月に食べていたそうです。
じゃばらに含まれるフラボノイド成分「ナリルチン」は花粉症・アトピー性皮膚炎・気管支喘息などを抑制する効果があると言われています。すでに臨床テストでは、「ナリルチン」が花粉症の改善に効果があるという結果が出ています。
※北山村のじゃばら↓
じゃばら村北山村からお届けいたします!和歌山県北山村特産じゃばらの果実をギュッと… |
・バナナ
バナナは、特にスギ花粉に効果があると言われています。
オイゲノールという成分が含まれているからです。
オイゲノールは、免疫細胞を増やす、がん細胞をやっつける、アレルギー反応を抑えるという仕事をしてくれます。
更に、食物繊維やフラクトオリゴ糖をたくさん含んでいるので、腸の免疫力を高めてくれます。
・ルイボスティー
ルイボステイーはノンカフェインなので、妊娠中でも飲むことができます。
しっかり煮だす事で高い抗酸化作用が出てきて、免疫力を高めます。
子供も飲めますので親子で飲めば美容と健康にばっちりです。
ミネラルも豊富に含まれていて、花粉症対策以外でも常に飲みたいお茶ですね。たくさん飲んでも大丈夫です。
・べにふうき緑茶
アッサム雑種と言われる紅茶「べにほまれ」とダージリン紅茶の1つ「枕Cd86」と呼ばれる紅茶を掛け合わせたお茶です。
抗酸化作用があり、痒みの元となるヒスタミンを抑える効果もあるので花粉症を緩和します。
・甜茶(てんちゃ)
甜茶には、アカネ科・ユキノシタ科・ブナ科・バラ科の4種類がありますが、
バラ科キイチゴ属のものがタンニンを多く含み、花粉症の改善に効果があるとされています。
・シジュウム
最近、注目を受けている南米原産フトモモ科シジュウム属の果樹です。
シジュウムの葉にはヒスタミン抑制効果があり、気管支喘息、アレルギー性鼻炎、花粉症にも効くことが、日本国内の大学や病院などの研究機関で認められ、研究対象となっている植物です。
・ヨーグルト
最近では、ヨーグルトが風邪やインフルエンザなどに効くと、テレビでも盛んに放送されていますね。
じつはヨーグルトは花粉症にも良いんです!
ヨーグルトは腸内細菌を整えてくれますし、新陳代謝をアップし免疫力アップする効果があるので、花粉症シーズンより早い時期から取り入れるといいですね。
・黒酢
黒酢に含まれているアミノ酸は細胞を作り出しています。
花粉症は粘膜細胞の炎症です。アミノ酸は細胞を新しいものにし、再生させます。
黒酢を積極的に飲むことで良質なアミノ酸を補給してください。粘膜が強くなり、花粉症の症状を抑えることが期待できます。
※こちらの動画、面白くて分かりやすいです!花粉症を改善する食べ物について
他にも花粉症対策として効果があるといわれている食材には以下のようなものがあります。
かぶ・サツマイモ・山芋・ジャガイモ・ゴボウ・大根・人参・長ネギ
鮭・ふぐ・梅・イチジク・プルーン
などですね。
では、次に花粉症を悪化させないために、気をつけたい食べ物を見てみましょう。
花粉症を悪化させる恐れのある食べ物は?
★ハム・ソーセージ類
ハムやソーセージに含まれる、亜硝酸塩などの過敏性を高める刺激物質が、花粉症に対して悪影響を及ぼす危険性があります。
★インスタント食品・ファーストフード系の食べ物
お手軽に食べられるインスタント食品などは、トランス脂肪酸を多く含んでいます。
特にマーガリンやショートニングなどの加工油脂は、トランス脂肪酸を多く含んでいるので、免疫機能を低下させると言われています。
★甘い食べ物
砂糖が多く使われている甘い食べ物、アイスやケーキなどは食べ過ぎると体が
炎症を起こしやすくなります。当然花粉症にも良くありません。
特に冷たい食べ物は体を冷やしてしまうので、血行を悪くして症状を悪化させる可能性があります。食べ過ぎに注意しましょう。
★小麦粉
小麦粉は、日本ではほとんどが輸入に頼っていますよね。
小麦粉の中には運んでくる間に腐らないよう、虫にやられないように、防腐剤や殺虫剤が入っています。
それらの化学物質がアレルゲンとくっついて、アレルギー反応を促してしまいます。
だから小麦粉も摂り過ぎないようにしたいですね。
他にも花粉症に良くない食べ物としては
刺激物
アルコール
体を冷やす食べ物
脂っこいもの
などがあります。
花粉症にはヨーグルトが良いの?
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まとめ 食べ物が体質を決める
花粉症に良い効果がある食べ物と花粉症を悪化させる恐れのある食べ物を紹介しました。
人間の体を作り、体質を決めるのは、やはり食べ物です。何が何でも食事が大切!日頃から花粉症に効果のある食べ物を食べ、避けるべき食べ物はできるだけ食べないようにしていれば、体質は改善されていきます。
花粉症の薬だけに頼るのではなく、食事に何を食べるかを、しっかり考えて体質を改善させていきましょう。花粉症対策も、毎日の積み重ねが大切ですね。体質は急には変わりませんから。