インフルエンザの予防接種!副作用で発熱する?他の症状は?

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冬場になると、毎年やって来るインフルエンザが気になりますね。

予防接種の注射

もしかかったら、40度近い高熱や鼻・喉などの辛い症状に襲われてしまいます。そこで、我が家ではインフルエンザにかからないように毎年家族全員が予防接種を受けています。

もちろん、予防接種を受けても、絶対にインフルエンザにかからないという保証はないのですが、普通は、もしかかっても軽く済むと言われているからです。

ただし、これからインフルエンザの予防接種を受けようと思っている方は、予防接種の副作用についても知っておいた方がよいでしょう。ワクチンの副作用として発熱があるのか、他にはどんな症状が出る可能性があるのかということです。

今回はこれらについて探っていきたいと思います。

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インフルエンザ予防接種の副作用と対処法は?

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病院でワクチン接種をした後に看護師さんから「30分ほど病院にいてくださいね」と言われたことがありませんか?

それは予防接種の副作用・副反応が出た時に対処するためなんです。

予防接種をした後、注射跡が赤くなったり腫れたり、痛くなることがありますが、これは普通の反応です。
このような症状はワクチンに対して体がキチンと反応して、抗体が作られている証拠なのでご心配なく。

普通、これらの症状は軽く2~3日で治ります。

◆副作用の対処法は?

インフルエンザの予防接種後に副作用・副反応として起こり得る症状には以下のようなものがあります。

たいていは軽い副作用なので慌てないで、まず症状を見極めましょう。

ワクチンを接種

<発熱>

38℃以上の熱が出ることがあります。熱の高さゆえにインフルエンザに感染したと勘違いする方がいますが、ワクチンからインフルエンザに感染することはありません。

予防接種のワクチンは「不活性ワクチン」が使われていて、ウイルス自体が生きている訳ではありませんから。この発熱は2~3日で治まりますが、心配であれば病院に一度相談しても良いかと思います。

<腫れ・痛み・痒み>

予防接種を受けた後、痒みや痛みが全身に起きてしまった時は、過剰なアレルギー反応が出ています。早急に病院に行きましょう。

軽い副作用、副反応が起こるのは10~20%です。10人に2人ほどが反応してしまう計算になります。ほとんどが2~3日で治まります。

しかし、軽い症状だけではなく、まれなケースですが、以下のような「重篤な副作用」が起こる可能性もあります。

・アナフィラキシー

予防接種の後30分以内に呼吸困難や意識障害・蕁麻疹がでる、吐き気がするなどの症状が出たらアナフィラキシーかもしれません。アナフィラキシーは短時間で進行する非常に強いアレルギー反応のことです。

・ギランバレー症候群

予防接種の後、1週間~3週間経った頃、手足に力が入らなくなったり、呼吸困難になったりするときは、ギランバレー症候群の疑いがあります。

ギランバレー症候群は、手足が痺れる、力が入らない、呼吸がしにくくなるなど、筋肉を動かすための末梢神経に障害が起きる病気です。ただ、適切な治療を行なえば治りますし、1年間に発病する人は10万人に1人~2人です。

これらの症状が出た時は急いで病院に行き受診しましょう。

他にもインフルエンザのワクチン接種後に、全身痙攣や喘息発作・頭痛・急性脳症などの症状が出ることもありますので、異常が見られたら直ぐに病院に連絡しましょう。

※インフルエンザや花粉症対策に空間除菌をする人が増えています。

予防接種を受ける前に注意しておくこと

注射器

インフルエンザの予防接種を受ける目的は、インフルエンザに感染したとき、症状を重症化させないためです。決して感染しないというわけではありません。

それを理解したうえで予防接種を受けてください。

では、予防接種を受ける前に注意する点をみておきましょう。

◆体調チェック

特にお子さんが予防接種を受けられる場合は事前にしっかり体調をチェックをしておきましょう。普段と違う症状が見られたら迷わずに延期しましょう。

インフルエンザの予防接種は本当に一瞬で終わってしまいます。一瞬ちくっとするだけです。
※こちらの動画ではお母さんと小2の男の子が注射をされています。全然痛がっていませんね。

◆予防接種を受けられない人

・明らかに37.5℃以上の熱のある方

・重い急性疾患がある方

・以前、予防接種を受けてアナフィラキシーショック(30分以内に呼吸困難や蕁麻疹など)を起こした経験のある方

・かかりつけ医からワクチンの接種を不適当とされている方

◆医師に相談する必要がある方

・心臓・肝臓・腎臓・血液などの疾患がある方

・薬や鶏卵、鶏肉で皮膚に湿疹、じんましんなどのアレルギー反応が出た方

・ひきつけの既往歴のある方

・過去に予防接種後2日以内に発熱・全身に蕁麻疹などの症状がみられた方

・喘息のある方

・妊娠している方、あるいは妊娠の可能性がある方

・過去に免疫状態に異常があると指摘された方、あるいは近親者に先天性免疫不全の人がいる方

・接種されるお子さんで出産時に未熟児で発育の悪い方

・医師・保健師の指導を受けている方

まとめ

医師と看護師

インフルエンザの予防接種は体にワクチンを入れるということなので、体には何かしらの反応があります。予防接種による副作用・副反応のほとんどは軽いものですが、ごくまれに重いアレルギー症状が出ることがあります。普通の反応を超えた症状が出たら、急いで医師に相談してください。

蛇足ですが、
予防接種を行なう場所は病院ばかりではなく、特別に設けられた場所が指定される場合もあります。予防接種をする場所への交通機関やかかる時間などもしっかり確認しておいた方がよいです。

その他、予診票・母子手帳(幼児が受ける場合)などの必要な書類をも忘れないように注意しましょう。

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